私たちは地域活性化プロジェクトを応援しています。

築120年の古民家で叶える沖縄体験:民泊「かめたろうやー」が大切にする地域交流と安心の運営体制

「ただいま」と言える第二のふるさとへようこそ

沖縄県名護市羽地に、築120年の歴史を持つ古民家民泊があります。私たち「羽地古民家かめたろうやー」は、2023年に飲食店から宿泊施設へと業態転換し、沖縄の伝統的な暮らしと文化を体験できる場所として生まれ変わりました。

「ただいま」と言ってもらえる場所にしたい。これが私たちの願いです。

都会の喧騒を離れ、緑色と茶色をテーマカラーとした木の柱や畳のある空間で、心身ともにリラックスしていただく。木の香りに癒されながら、沖縄の伝統的な温もりを感じていただく。そんな「もうひとつのふるさと」のような存在を目指して、日々運営に取り組んでいます。

本記事では、民泊運営の実際の姿、特に修学旅行・教育旅行の受け入れにおける取り組みや、民泊許可・法律に基づいた安心の運営体制、そして地域交流を通じた古民家体験の価値について、運営者の視点からお伝えします。

民泊と民宿の違い、そして合法的な運営の重要性

民泊と民宿、何が違うのか

沖縄旅行を計画される際、「民泊」と「民宿」という言葉を目にされることがあると思います。実は、この二つには明確な違いがあります。

民宿とは、旅館業法に基づく「簡易宿所」として営業許可を取得した宿泊施設のことです。主に個人や家族が経営し、家庭的な雰囲気で宿泊と食事を提供するのが一般的です。昔ながらの「宿」のイメージに近いものです。

一方、民泊は、個人が所有する住宅の一部または全部を宿泊施設として提供する形態を指します。民泊には大きく分けて二つの法的枠組みがあります。一つは旅館業法に基づく許可を取得する方法、もう一つは住宅宿泊事業法(いわゆる民泊新法)に基づく届出をする方法です。

私たちが選んだ「旅館業法」という道

「かめたろうやー」は、旅館業法に基づく許可を取得して運営しています。北部保健所の認可を受け、許可番号は北保第R7-34号として明示しています。

なぜ旅館業法を選んだのか。それは、年間を通じて安定的に、そして確実に安心できる宿泊サービスを提供したかったからです。住宅宿泊事業法では年間180日という営業日数の制限がありますが、旅館業法であれば制限なく営業でき、長期的な運営計画が立てやすくなります。

民泊許可を取得するまでの道のりは、決して簡単ではありませんでした。飲食店用のキッチンを宿泊施設用に改装する際、営業許可基準への対応に最も苦労しました。全て自分で手を入れ、重い物の搬入も行い、安全基準と快適さを追求しました。

この過程で学んだのは、合法的な運営がいかに重要かということです。無許可で営業する違法民泊と異なり、行政が定めた構造設備や衛生管理の基準を満たすことで、お客様に本当の意味での安心を提供できます。特に修学旅行のような教育旅行の受け入れでは、この公的な信頼性が不可欠なのです。

民泊ビジネスと地域活性化の視点

民泊運営は、単なる宿泊ビジネスではありません。地域活性化の一翼を担う社会的な役割があると考えています。

築120年の古民家を宿泊施設として活用することで、歴史的建造物の保存にもつながります。また、地域の文化や暮らしを体験していただくことで、観光客と地域住民との交流が生まれ、羽地という地域の魅力を広く伝えることができます。

私たちの施設には、9割が韓国からのお客様という国際的な受け入れ実績があります。初めて日本を訪れた韓国のお客様から「温かく迎えてくれて日本が好きになった」と言っていただいたことがあります。また、沖縄尚学が甲子園で優勝した際には「おめでとう、沖縄が次のふるさとになった」と連絡をいただき、感激しました。

このような国際交流は、言葉の壁を越えて気持ちが伝わる素晴らしい体験です。民泊は、地域と世界をつなぐ架け橋としての役割も果たしているのです。

修学旅行・教育旅行の受け入れ:「生きた学び」を提供する古民家体験

教育旅行で求められる民泊の価値

近年、修学旅行は単なる観光から「生きた学び」を重視する教育旅行へと変化しています。教科書では学べない体験、地域の人々との交流、そして文化を肌で感じること。これらは、ホテルや旅館では得られない民泊ならではの価値です。

私たちの古民家民泊では、生徒たちが沖縄の伝統的な暮らしに触れることができます。三線の音色、島野菜を使った料理、そして「ゆんたく」と呼ばれる沖縄独特のおしゃべり文化。これらは、沖縄の文化そのものです。

ゆんたくとは、沖縄の方言で「おしゃべり」や「語らい」を意味します。特別なテーマを決めず、リラックスした雰囲気の中で、たわいもない話から深い話まで、自由に会話を楽しむ文化です。この温かい交流の時間が、生徒たちの心に深く残る思い出となります。

少人数分散型に最適な一棟貸しの強み

修学旅行の形態も多様化しています。大人数での集団行動だけでなく、少人数のグループで行動する分散型プログラムが増えているのです。

「かめたろうやー」は、2LDKの一棟貸しで、1日1組限定、最大6名まで宿泊可能です。ベッド3台、バスルーム1つを完備し、他のお客様に気兼ねすることなく、プライベートな空間で過ごしていただけます。

この一棟貸しという形態は、教育旅行において大きなメリットがあります。生徒たちは家に帰ってきたようにくつろげる環境で、自由に話し合い、グループワークに集中できます。引率の先生方も、生徒たちと一体となった時間を過ごすことができます。

季節ごとの体験プランと観光の利便性

沖縄旅行の魅力を最大限に味わっていただくため、私たちは季節ごとの体験プランを用意しています。

敷地内でのバーベキューや花火は、グループでの楽しい思い出作りに最適です。そして何より、羽地の星空は格別です。沖縄県随一とも評される美しい星空のもと、生徒たちは都会では決して見ることのできない満天の星に感動します。

また、立地の良さも私たちの強みです。2025年7月25日にオープンする新観光スポット「ジャングリア」までは車で13分、定番の美ら海水族館までは22分とアクセス抜群です。海までは徒歩圏内で、羽地の静かな集落という環境の中、古き良き沖縄の温もりを感じていただけます。

レンタカー配車プランにも対応しており、最大10台の駐車が可能です。大型バスや複数の教員車両でのアクセスにも安心してご利用いただけます。

国際交流の経験が活きる受け入れ体制

前述の通り、私たちには豊富な国際交流の実績があります。言葉や文化の違いを超えて、心を通わせるホスピタリティを提供してきました。

この経験は、修学旅行の生徒たちを受け入れる際にも大いに活きています。初めての沖縄、初めての民泊で緊張している生徒たちに、安心感と温かさを伝えること。これは、多様なお客様と接してきた私たちの得意とするところです。

家族連れのお客様が多いことも、教育旅行の受け入れに適している理由の一つです。子どもたちとの接し方、安全への配慮、そして楽しい時間を提供するノウハウが蓄積されているからです。

民泊清掃・衛生管理・快適さへのこだわり

古民家だからこそ徹底する清潔さ

「古民家」と聞くと、清潔さに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私たちは「ホテル並みの衛生管理」を実現することに強くこだわっています。

民泊清掃は、単に見た目をきれいにするだけではありません。お客様が安心して過ごせる空間を作ること、それが私たちの使命です。

宿泊施設への業態転換の際、キッチン設備を含めて徹底した改装を行いました。営業許可基準に対応するため、衛生面での要件を一つ一つクリアしていきました。この過程は大変でしたが、結果として宿泊施設としての安全基準と快適さを確保することができました。

「おもてなし清掃」の実践

私たちが実践しているのは、「おもてなし清掃」です。これは、清掃を単なる作業ではなく、お客様へのおもてなしの一部として捉える考え方です。

チェックイン前の清掃はもちろん、滞在中も快適に過ごしていただけるよう、清掃ルーティンを確立しています。タオルやアメニティの補充、ゴミの処理など、細かな部分まで気を配ります。

特に教育旅行の場合、生徒たちの健康と安全を預かる先生方の立場を考えると、衛生管理の徹底は絶対条件です。私たちは、この責任の重さを十分に理解し、日々の清掃業務に取り組んでいます。

快適さを支える設備と環境

快適さは、清潔さだけでなく、設備の充実度によっても決まります。

2LDKの間取りは、グループでの滞在に十分な広さです。ベッドは質の良いものを用意し、ぐっすりと眠っていただけます。バスルームも清潔に保ち、一日の疲れを癒していただける空間となっています。

また、木の柱や畳といった伝統的な要素を残しながらも、現代の快適さを融合させています。冷暖房完備で、年間を通じて快適に過ごせます。Wi-Fi環境も整えており、必要な連絡や情報収集にも困りません。

今後は、サウナや屋外プールの貸し出しも構想しています。敷地内で一日中過ごせるような、さらなる体験の充実を目指しています。これにより、天候に左右されない多様な体験プログラムの提供が可能になります。

地域交流と文化体験:第二のふるさとづくり

沖縄の暮らしを体験する意義

沖縄には、本土とは異なる独特の文化があります。言葉、食べ物、音楽、そして人々の温かさ。これらを実際に体験することは、沖縄を本当の意味で理解することにつながります。

私たちの古民家体験は、単なる宿泊ではありません。築120年の歴史を持つ建物そのものが、沖縄の歴史を物語っています。赤瓦の屋根、太い木の柱、風通しの良い間取り。これらは、沖縄の気候に適応した伝統的な建築様式です。

生徒たちがこの空間に身を置くだけで、先人たちの知恵と工夫を肌で感じることができます。エアコンがなかった時代、どのように涼しく過ごしたのか。台風に備えてどのような構造にしたのか。建物そのものが、生きた教材となるのです。

地域の人々との交流が生む学び

民泊の最大の魅力は、地域の人々との交流です。私たち運営者との会話を通じて、沖縄の暮らしや考え方を知っていただけます。

羽地の集落は、昔ながらの沖縄の雰囲気が残る静かな地域です。近所の方々との挨拶、地域のお祭りや行事。これらは、観光ガイドブックには載っていない、本当の沖縄の姿です。

地域交流を通じて学べることは数多くあります。自然と共生する暮らし方、助け合いの精神、そして異なる文化への理解と尊重。これらは、生徒たちが社会に出てから必要となる、大切な力です。

「ただいま」と言いたくなる場所へ

私たちが目指すのは、一度来たらまた戻りたくなる、「ただいま」と言いたくなる場所です。

修学旅行で訪れた生徒たちが、数年後に友人や家族を連れて再訪してくれる。そんな未来を想像しながら、一組一組のお客様を大切にお迎えしています。

実際に、「沖縄が次のふるさとになった」と言っていただいたこともあります。これ以上に嬉しい言葉はありません。一時的な宿泊場所ではなく、心の拠り所となる第二のふるさと。それが、私たちの理想です。

安心の運営体制と今後の展望

緊急時の対応と連絡体制

教育旅行の受け入れで最も重要なのは、生徒の安全です。私たちは、緊急時の連絡体制を明確にしています。

運営者の電話番号(TEL 070-9169-3588)を明示し、24時間対応可能な体制を整えています。万が一の事態にも、迅速に対応できるよう準備しています。

また、那覇から車で約75分という立地は、緊急時の移動にも便利です。主要な医療機関へのアクセスも良好で、安心してご滞在いただけます。

地域活性化への貢献

民泊ビジネスは、地域経済にも貢献します。宿泊料金だけでなく、食材の購入、周辺観光地への訪問など、お客様の消費が地域を潤します。

私たちも、できるだけ地元の食材や商品を使用するよう心がけています。敷地内の別棟では料理のテイクアウト販売も継続しており、地域の味を提供しています。

観光客が増えることで、地域の活性化につながり、若い世代が地元に残る理由にもなります。民泊運営を通じて、持続可能な地域づくりに貢献したいと考えています。

これからの「かめたろうやー」

私たちは、常に進化し続けることを目指しています。サウナや屋外プールの設置構想は、その一例です。

沖縄の自然を活かした体験プログラムの充実、地域の文化をより深く知っていただける企画、そして快適さと安全性のさらなる向上。やりたいことは山ほどあります。

何より大切にしたいのは、お客様一人一人と心を通わせること。大規模なホテルでは難しい、きめ細やかなおもてなし。これが、私たち小さな民泊だからこそできることです。

あなたの「ただいま」をお待ちしています

築120年の古民家「かめたろうやー」は、沖縄の歴史と文化を体験できる場所です。民泊許可を取得した合法的な運営、徹底した衛生管理、そして温かいホスピタリティ。これらすべてが、皆様の安心と満足のために用意されています。

修学旅行・教育旅行をお考えの学校関係者の方々、沖縄旅行を計画されているご家族、そして地域交流に興味のある皆様。私たちは、心を込めて皆様をお迎えします。

「ただいま」と言える第二のふるさとが、ここ羽地にあります。

沖縄の美しい星空のもと、木の香りに包まれながら、心穏やかな時間を過ごしてみませんか。皆様のお越しを、心よりお待ちしております。

📍 かめたろうやーの基本情報

🌟 かめたろうやーの5つの魅力

魅力1:北部観光スポットへのアクセス抜群!🚗

かめたろうやーの最大の魅力は、なんといっても立地の良さです。沖縄北部の人気観光スポットが、すべて車で30分圏内に集中しているんです! 例えば、こんなスポットがすぐ近くにありますよ: